そろそろ成果をレポートにしなきゃいけないなぁと考えてる飯泉です、コンニチハ。煮詰まったので、暇つぶしになんか書きます(またおまえか、暇だなーって言わない)
で、いそいそとレポートの要項を見ていたら、冒頭に"Remember you are presenting your work as a submission to a Journal, it is
NOT a thesis."って書いてありました。…ですよねー!短くたって炎上しているっていうのに、いまさら学位論文の長さで書けって言われたら爆発するしかない(もしかしたら、一応こちらのBScコースは終わった段階で名誉学士号がもらえるらしいので、気合い入れて書いちゃう人がいるのかもしれません)
あまりに煮詰まったので、気晴らしにオックスフォード行ってきましたよ。なんか、よかったよかったって話を聞くし。確かに凄くよかったです。けど、いきなりの天気雨と強風で、頭を冷やすどころか、冷えすぎて凍え死ぬかと思った。
で、トリニティ・コレッジ行ったらこんな絵が飾ってありました。
私が知ってるのは、真ん中のおだやかそうなおじさまだけでした(青ジャケのひと)。彼の名はSir Hans Krebs。クレブス回路(クエン酸回路)の発見でノーベル賞を受賞した生化学者です。
今や中高の生物で当たり前のように習うクレブス回路ですが、1937年、Natureがその重要な発見についての論文をリジェクトしたという有名な話があります(生化学の授業で聞いたような気がする)。その理由が、なんと「出版に値するほど科学的に重要だと思われない」だったとか。あー、やらかしちゃったね★って感じです。
クレブスはその温和そうな見た目とは反して、このことをいつまでも根に持っていたようです(ここの"One that got away"のところに載ってます)。どうも、ラボにNatureからのリジェクト通知をずっと飾ってたとかいないとか。怖い。
以前、Natureの編集者がしゃべくる、論文の投稿についてのセミナーを覗かせていただいたのですが、そこで彼が"Nature黒歴史"の筆頭として挙げたのも、当然このクレブスの逸話でした。
私は、残念ながら論文を投稿したことがありませぬ。でも、今回プロセメで頑張った方の中には、成果を学会発表や投稿論文というかたちにまとめる(まとめた)人もいると聞いています。がんばってください☆
(もし、医科歯科を志望してる高校生の方が読んでたとしたら(まぁないけど)医科歯科はこれだけレベルの高い教育をしてるっていうCMでした。二次試験まであと1ヶ月ですよね。がんばってください☆)
ちなみに、論文投稿について、Natureの編集者の結論は「ちゃんと投稿の要項を読んで、レビュワーの意見を聞いて、諦めずに何度も投稿する」という、地味な、でも重要なものだったように思います(あんまりちゃんと覚えていないんですが、特に最初のフォームに何を書くべきかを理解していない人が多い、って言っていた気がする)
あるいは…
最終手段もあります(注:別にPLOS ONEをバカにするつもりはないです。インパクトファクターも今はちゃんとついてるし)
余談ですが、絵の向かいにとりにてぃご飯メニューがありました。
土曜日はちょっと夜中に小腹がすきそう
(注:意見には個人差があります)